ここにしかないもの

教育環境

  • 豊かな自然

    市内最大クラスの広い園庭の他に、約2000坪の広大な畑や森を持つ、自然にあふれた幼稚園です。ただ自然が豊かなのではなく、畑での農作物の栽培や観察・収穫、夏〜秋の虫取りや冬の落ち葉のプール等、自然を生かした教育を行っています。

  • 広い園庭

    園児達の1日は、外での自由遊びにはじまり自由あそびに終ります。広い園庭で思いきり遊ぶことで体力や社会性も自然と身についていきます。園庭には、スクーターや鉄棒等様々な遊具があります。なかでも特徴的なのが、平成26年1月に完成した木製アスレチック“天空散歩“(そらんぽ)や、本物の漁船を改良して作った“誠心丸”です。公園はあっても、遊具が少ない昨今、遊びながら身体能力を高められるように工夫されています。また遊具以外にも、思いきり走り回れる十分な広さがありますので、鬼ごっこやドッヂボール等、日々様々な遊びを楽しんでいます。日陰が多く、夏場でも安心して遊べるのも特徴です。

  • 園庭の遊具

    “一人で遊ぶことから、共に遊ぶことへ”をコンセプトに、集団で群れて遊ぶことへの発展を目的としています。遊具のほとんどが桜の木の下にあり、真夏でも木陰で涼しく遊ぶことができます。また遊具のないスペースが広いことで、めいっぱい走り回ったり、ボール遊びをすることができます。この広さは“ここ”にしかない、当園の自慢です。

    • 天空散歩(そらんぽ)

      幼稚園のシンボルでもある桜の木を取り囲んで、ツリーハウスのように創られた当園オリジナルの遊具です。裸足であそぶことにより、足裏の感覚を養います。また、あえて「ちょっと怖いかも…」と思う高さに作ってあることで、挑戦する気持ちを促します。ですが、教師は決して「やってごらん」「できるよ!」と声はかけません。これは保護者の方にもお願いしています。なぜなら、“自分のできる範囲を、自分で判断する力”を養ってほしいからです。また、大人が高い所に乗せてあげる“ワープ”も禁止です。人は、自分自身で登れる高さから落ちたとしても大けがには繋がりにくいですが、自分の能力以上の高さから落下した場合には大きな怪我になりかねないからです。

    • 誠心丸

      かつては本物の漁船として活躍していた船を港から運び込み、園庭で遊具として安全に遊べるよう工夫を施したオリジナル遊具です。船上のハンドルを動かすと船下の舵が動きます。やはり“本物”の持つ力はとても大きく、いつもみんなに大人気です。

  • 国内最大級の広いホール

    園舎の横には、赤い三角屋根のホールがあります。園庭に続いて、“ここ”にしかない広さが自慢です。幼稚園の室内運動施設としては国内最大級の広さで、入園式や毎月の誕生会、表現あそび発表会もすべてここで行います。雨の日でも、思いきり身体を動かして遊ぶことができます。半地下に位置しているため、外気の影響を受けにくい設計になっています。また、ムクの天然木で作られたフロアは、足腰に優しいスプリングで支えられています。

  • 教室配置

    年少の教室は一階で、外へのアクセスを楽にしています。年中、年長は教室を隣同士にすることで、互いに刺激し合い、助け合えるようにしています。年中はお兄さんお姉さんに憧れ真似をしようとしますし、年長さんはちいさいお友だちに親切にしてあげようと言う気持ちが芽生え、その想いが自分を成長させます。また、どの教室もトイレと水道が教室内にあります。

  • オリジナル給食とエプロンママ

    幼児給食専門の“エンゼルフーズ”が、誠心幼稚園のための独自の製造ラインで給食を作ってくれています。園で収穫した野菜をメニューに取り入れられるのも、オリジナル給食ならではの特徴です。月・水曜日の「ケータリング給食」では、温かいご飯とスープをいただくことができます。年に一度、未就園児さん向けに給食の試食会も行っていますので、ぜひご参加ください。

    • 「エプロンママ」

      小学校の給食当番のお母さんバージョンです。給食の時間のみ20分程、各日2名ずつ希望者の方はお手伝いできます。様々な大人が園内で関わることで、子ども達のコミュニケーション力や感謝する気持ちを育てます。お子様の普段の園での様子が見られる、と好評です!

特色ある教育活動

  • やさしい心を育てる教育

    • 「るるクル」(食育&ECO教育)
      自然農園「モナの丘」

      当園の畑と給食システムと連動させて、【育てる】【食べる】【リサイクル】のトライアングルを経験する『るるクル』という食育活動を行っています。

      残ったものを肥料に
      畑に種をまいたり、イモを植えたりして、野菜を育てます。そして、収穫した野菜(じゃがいも、さつまいも、大根)は、園児がご家庭に持ち帰る他、給食にも取り入れて食べます。近くの農園“モナの丘”と提携し、園児が食べ残した給食をそちらへ運び、有機肥料にしてもらうリサイクルも行っています。(モナの丘で穫れる有機野菜を給食食材として取り入れる等、安全安心な地産地消の給食を目指しています。)

    • 「絵画活動」

      “絵画活動”と聞いてまず思い浮かぶのは、どんなことでしょうか?お絵描きの先生が「顔は何色かな?どんな形?」「目はどこでしょう?」と一つずつ丁寧に描き方の指導をする姿を想像される方も多いのではないでしょうか。確かに“上手”な絵を描くことは能力のひとつかも知れません。ですが、果たしてそれは、幼児期に必要なことなのでしょうか。私たちは、幼児期のお絵描きは「自己表現のひとつ」として考えています。ですから、子どもの中のイマジネーションや想いを、絵を通して表現できる力を育てたいと思っています。
      例えば、ウサギの絵を描く時、「幼稚園のウサギさん、ひとりぼっちで寂しいんだって。どうしてあげたらいいかな?」といった感じに話しをします。すると子ども達は「お友達を連れてきてあげる!」等と応えてくれます。子どもの中に芽生えた「あのウサギちゃんのためにお友達を!」というその気持ちを、絵で表現するのです。出来上がった絵をみると、十人十色。それぞれの想像の世界が広がっています。それを一人ずつに話しを聞きながら受け止めることで、心の成長を願っています。

  • 思考力を育てる教育

    • ピアジェ教材
      • 「はじめてのあそび」年少
      • 「めざましあそび」年中長

      幼児期は思考の基礎的な能力が育つ時期です。
      この大切な時期に、年齢的な発達を無視して不当に知識を詰めこむことは逆効果です。しかし、だからといってただ自然に生活の場で覚えるにまかせるのは不十分と言えます。直感に頼る思考から、徐々に論理的、総合的に物事をとらえ、正しく判断できるようになるためには、幼児の能動的で主体的な経験の場が必要です。
      誠心幼稚園では、優れた教材として評価の高い、ピアジェ理論に基づいた教材を使用して、自然な遊びの中から、言葉と数に対する基礎を身につけます。

    • 「文字と数」(年中三学期から)
      1. ① 漢字教育

        当園では、子ども達の名前を漢字で表記しています。ご両親が愛情を込めて考えた漢字を、大切にしたいからです。一見むずかしそう、と感じるかもしれませんが実はそんなことはありません。子ども達にとって漢字は「絵」のようなものなので、似た形の多いひらがなより、むしろ読みやすいようです。もちろん初めから読める子はいません。日常的に触れることで、少しずつ覚えていきます。

      2. ② 文字ノート(年中3学期から)

        文字ノートを使い、小学校入学までにひらがなと数字がある程度読み書きできるように、遊びを取り入れながら指導します。

  • 表現力を育てる教育

    • 「色水あそび、ぬりたくりあそび」

      さまざまな色水を混ぜ合わせることで、色の変化を楽しむ“色水あそび”や、園庭に広げた段ボールに刷毛やローラーを使って絵の具を塗る“ぬりたくり”を行っています。どちらも、家庭ではなかなか経験できない、全身を使ったダイナミックな活動です。この日ばかりは、先生たちも絵の具まみれになって子ども達と一緒に楽しみます。

    • 「絵画造形活動」

      当園では、幼児にとっての絵画や製作活動は大事な自己表現のひとつとして考えています。岡山大学の大橋功教授の指導のもと、子ども達の表現を引き出す方法を教師達が学び、絵を描きたくなる工夫をしています。そして様々な技法も経験させます。出来上がった絵に込められた子ども達の想いを、教師は1人ずつ話を聞くことで受け止めていきます。また、教室の壁面も自分たちで作ります。年中長になると、友達と協力してクラスでひとつの作品を作り上げます。園にお越しの際は、十人十色の作品をぜひご覧ください。子どもを大切にした造形活動は、多くの美術教育専門誌に取り上げられてきました。絵画・制作物を通して、自己表現と人とのコミュニケーションを経験できるようにしています。

    • 「創作あそび」

      お菓子の空箱やトイレットペーパーの芯など、身辺素材や段ボールを用いて、テーマに沿った事物を自由に作る“創作あそび”をします。幼児は作っては遊び、遊んではまた更に発想を展開させ、作品を変化させていきます。普段はゴミになってしまう廃材も、この時ばかりは宝の原石です。(お城、電車、冷蔵庫、コンビニ等)

    • 「新体操」

      年に一度、三園合同新体操発表会を市の総合体育館で行います。新体操とは、音楽に合わせて、様々な手具を操りながら身体を動かすものです。リズム感や柔軟性、巧緻性をバランス良く育ててくれます。また、新体操の動きを考えるにあたり教師達は、日本女子体育大学学長の石崎允沙子先生に直接指導をしていただいております。

    • 「クリエイティブ・ムーブメント」

      クリエイティブ(想像的な)、ムーブメント(動き)を引き出す活動です。“みんなと同じ”であることが重視されることも多い世の中ですが、これから社会や世界で活躍する為には“人とはちがうこと”を表現するのもとても大切なことです。その力を育てるためにも、誰もやっていない表現を身体を通して引き出していくのがこの活動です。頭も身体もフル回転で、大人では想像もつかない様なユニークな表現を子ども達はしてくれるのです。

  • 知的能力を育てる

    • 「リトミック」

      音楽という素材を使って、身体的、感覚的、知的感覚を伸ばす遊びです。太鼓やピアノ、タンバリンなどの楽器を使ったりもします。身体を使うことで、音感、リズム感、拍子感を養います。

    • 「英語あそび」

      当園では幼い時期こそ「本物」に触れることが大切だと考え、月に1度ネイティブの先生との英語あそびを行っています。(学年によって開始時期が異なります。)また、各教室に最新の英語教材機器“サイバードリーム”を設置し、テレビ画面を通じて担任の操作でネイティブの英語を楽しんでいます。